
今回は高金利通貨で有名な豪ドル円を解説します。
豪ドルとはオーストラリアの通貨です。
2002年からサブプライム問題、リーマンショックが起こるまでの2008年程とても人気の通貨でした。
高金利の豪ドルと低金利の日本円の相性が抜群だったので大量に買い入れて放置したまま金利を貰えていた時期がありましたが、世界恐慌は豪ドルを含むあらゆる金融商品に影響を与え、日本人の中にも豪ドル円の取引をしていて破産する程のダメージを受けた方も多くいらっしゃいます。
この為、豪ドル円の取引に良いイメージを持てない方もいるでしょう。
しかし、依然として高金利であり、豪ドル円でスワップ狙い投資をするのは有効な手段です。
大損するパターンの大半はレバレッジのかけすぎと損切りをしない事です。
節度を守って取引する分には問題ありません。
豪ドル円はコモディティ価格(原油や金、穀物、鉱物などの金融商品)の動きに影響されやすいので取引する際の参考にすると良いでしょう。
①豪ドル円の値動きの要因

豪ドル円のレートが上がる要因は以下の2つです。
・豪ドルが買われる
・円が売られる
豪ドル円のレートが下がる要因は以下の2つです。
・豪ドルが売られる
・円が買われる。
この為、豪ドルが買われそうor円が売られそうというニュースが流れた時にロングでの取引するのが望ましいです。(逆もあります)
他の指標としてはコモディティ価格がとても参考になります。
オーストラリアは資源国なので原油や金(きん)、穀物、鉱物を輸出する事で利益を得ている面があります。
この為、コモディティ価格が上がればその分利益が大きくなりオーストラリアが栄えるという理屈です。
②豪ドル円のメリットとデメリット

ユーロ円のメリットとデメリットを挙げます。
メリット
・高金利
豪ドル円は高金利なのでスワップポイントが大きいです。
豪ドル円を取引する投資家の多くはスワップポイント狙いです。
・暴落の可能性は低い
高金利通貨にしては珍しくオーストラリアはとても国の情勢が安定しています。
通常国の情勢が悪いと誰もその国の通貨を買おうとしません。
買って貰う為に高金利にする事があるくらいです。
高金利=不安定な国と言っても過言ではありませんがオーストラリアは例外的です。
この為突然暴落する可能性は低いと言えます。
それでもリーマンショックなど世界恐慌クラスのものが訪れれば暴落しますので必ず損切りは設定しましょう。
・スキャルピングやデイトレードができなくはないスプレッド
豪ドル円はスプレッドが狭いとは言えませんが異様に広いわけではありません。
最低水準は1万通貨1枚につき70円程です。
他に安い通貨ペアがいくらでもあるので豪ドル円のスキャルピングをメインにするのは推奨できませんが、テクニカル的にチャンスの時などにエントリーするのは悪くない策と言えます。
デメリット
・ショートで入りにくい
高金利通貨は裏を返せばショートで入りにくいと言えます。
ロングではポジションがある限り金利が入りますがショートの場合金利を払わなければなりません。
ショートで入る絶好のチャンスがあったとしても慎重に検討する必要があります。
③豪ドル円の時間帯毎の特徴

・シドニー時間
普段は意識しないシドニー時間ですがオーストラリアの時間なので比較的動く傾向があります。
シドニー時間は冬時間朝7時から夕方16時です。
(夏時間はそれぞれ1時間マイナス)
・東京時間
シドニー時間の流れを引き継ぐ事が多いです。
比較的動きます。
・欧州時間とニューヨーク時間
オーストラリアの通貨に影響は大きくないですが、豪ドル米ドルなどの通貨に引っ張られて動く事があります。
まとめ
今回は高金利の豪ドル円を解説しました。
以前のオーストラリアの金利は現在よりも高金利でしたが随分と金利が落ちてしまいました。
それでも高金利と言える水準ですし、スワップ狙い投資だけでなくデイトレードもできなくはないのでかなりのポテンシャルを持った通貨ペアです。
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