
今回は世界で最も多く取引されているユーロ米ドルを解説します。
日本国内でもユーロ米ドルを取引している方は多いのではないでしょうか?
ユーロ米ドルは大抵の場合EUR/USD(ユーロドル)と表記されます。
欧州の通貨とアメリカの通貨の取引であり、どちらも金融を語る上で欠かせない程、世界に影響を与えているのでユーロ米ドルの特徴を知る事はとても重要です。
①ユーロ米ドルの値動きの要因

ユーロ米ドルのレートが上がる要因は以下の2つです。
・ユーロが買われる
・米ドルが売られる
ユーロ米ドルのレートが下がる要因は以下の2つです。
・ユーロが売られる
・米ドルが買われる。
ここからわかることは、ユーロ米ドルの取引が他の通貨ペアへ影響を与えているということです。
特に米ドル円とは逆相関があると言われています。
例えば、米ドルが売られたとしましょう。
これは米ドル円の下がる要因であり、ユーロ米ドルの上がる要因でもあります。
このように、他の通貨ペアの動きを観察するのもFXをするにあたり有効な方法です。
②ユーロ米ドルのメリットとデメリット

ユーロ米ドルのメリットとデメリットを挙げます。
メリット
・流動性が高い
世界で最も多くの取引量があるのでとても流動性が高いです。
他の通貨ペアとは比べものになりません。
・スプレッドが狭い
日本の口座では米ドル円には及ばないものの十分にスプレッドが狭いです。
最低水準は1万通貨1枚につき大体40円程度が目安です。
・テクニカル分析が効きやすい
やはり取引人口がとても多いのでその分不確定要素が減り、テクニカル分析が有効になりやすいです。
少しわかりにくいかもしれませんが、マイナー通貨ペアだと、一部のプレイヤーの大口の注文により、テクニカル分析を無視した動きをする事があります。
もちろん、ユーロ米ドルにもそのような時が無いとは言えませんが取引人口が多いので、一部のプレイヤーに強引に相場を動かされる事は少ないです。
ただし、いくらテクニカル分析がしやすいとはいえ、指標発表や突然のテロ等今までの分析を覆す事はあるので注意は必要です。
・トレンドが出ると長続きしやすい。
トレンドに乗る事で多くの利益が出るのは全通貨ペア共通ですがユーロ米ドルは特にその傾向があります。
デメリット
・安易な逆張りは危険
ユーロ米ドルはトレンドが続きやすいので、根拠のない逆張りは危険です。
大損してしまう危険があるので、しっかりと損切りをしましょう
③ユーロ米ドルの時間帯毎の特徴

・東京時間
取引人口が多い割にかなり穏やかに動く傾向があります。
9時55分の仲値決定まではドルが買われる傾向があるのでどちらかといえばレートが下がります。
・欧州時間
いよいよ本格的に動き出します。ユーロ米ドルにトレンドができ始めて方向感が出てくる事が多いです。
なるべくこの時間に取引することをお勧めします。
・ニューヨーク時間
ユーロ米ドルの動きがかなり読みにくいです。
欧州のプレイヤーの利益確定(逆張り方向への動き)と順張りしたいニューヨークのプレイヤーの意思が交錯する上に指標発表もあります。
高値を更新したかと思えば安値を更新する事もあります。
ニューヨーク時間にFXをする場合周到な準備が必要です。
まとめ
今回はユーロ米ドルの解説をしました。
世界一の取引量があるのでいわゆる教科書的な動きをしやすいのでとても良い通貨ペアです。
一般的には初心者に推奨されるのは米ドル円ですが、中にはユーロ米ドルの取引の方が向いている方もいらっしゃいます。
少なくともユーロ米ドルでの取引を試してみると良いでしょう。
これからもっと「FXでお金を稼ぐ方法をしりたい」、「実績のある人にFXを教えて欲しい」という方には、僕が講師を務めるFXコミュニティで、FX取り引きの説明だけではなく、ここでしか手に入らないノウハウやテクニックなどをお伝えしていますので興味のある方は気軽にお問い合わせください。
現在僕は設立4年目、全国2300名以上在籍するFXコミュニティの講師をしております。
本業はFXのトレーダーです。
FXコミュニティの情報、FX投資の話などを『公式LINE@』にて限定配信中。
どなたでも追加できますので、下記の画像をタップまたはクリックで是非公式LINE@をご追加ください。
(2600名以上の方が無料購読中)
