
今回はチャートパターンの1つである「カップアンドハンドル」を紹介します。
「カップアンドハンドル」は初心者の方は聞きなれないかもしれません。
決してメジャーなチャートパターンとは言い難いですからね。
実際のところ上級者の方でも使用していない方や全く知らないという人もいるでしょう。
しかし「カップアンドハンドル」は大衆の利益確定や早すぎる利益確定(いわゆるチキン利確)に便乗して利益を得る事ができる一風変わったパターンなので、長期的にFXを続ける上で疑問に思った動きを理解するきっかけになるかもしれません。
少し見つけるのが難しいパターンなので実際に「カップアンドハンドル」を駆使したトレードをするかしないかはお任せしますが、是非頭に入れておきましょう。
チャートパターン全体に言える事ですが、パターンを覚えるのではなく、その背景を考えることがとても大切です。
「カップアンドハンドル」とは?

「カップアンドハンドル」とは以下の画像のようなパターンです。

レンジができた後に1度下落したものが上昇した後にまた少し下落するというパターンです。
実際にトレードする場合は最後の少し下落する動きを狙う形になります。
「カップアンドハンドル」の大衆心理は以下です。
①最初にできたレンジで買ったプレイヤーが1度下落したところで含み損を抱える。
②レンジができたところまで価格が上昇する
③ ①で含み損を抱えたプレイヤーの含み損がなくなり、慌てて決済する。(下落する動きの一因)
④最初にできたレンジはレジスタンスラインと見る事ができるので含み益を抱えた買い手の利確ポイントの目安になる。
(下落する動きの一因)
「カップアンドハンドル」は実際にトレードするととても難しいですが、理屈は上に挙げた通りです。
あまり現れない上に少しわかりにくいのですが、含み損がなくなったプレイヤーの決済と含み益を利益確定抱えたプレイヤーの決済に便乗するという変わったパターンですが、この概念を覚えておくだけでかなり値動きの説明がしやすくなります。
値動きがおかしいと感じたら負け組が安心した決済と勝ち組の利益確定という可能性を考慮してみて下さい。
普通のパターンは多くのプレイヤーの損切りに便乗する形なのである意味とても新しい手法と言えます。
「カップアンドハンドル」でトレードする時の弱点はやはり値動きに対して逆張りになってしまう事です。
相当タイミングを絞らなければなりませんし、上手く下落してくれたとしても、その後上昇してしまうことは珍しくないです。
流れとしては上昇トレンドなのでなんらおかしいことではありません。
この為、トレードする場合は、自分にあっているか、勝率はどうか、トレード頻度はどのくらいか、など色々と考慮しておく事が多く、初心者向けではないと言わざるを得ません。
最初はトレードせずに観察する事に徹するのをお勧めします。
「カップアンドハンドル」はどちらかと言えば逆張り寄りのパターンなので、リスクとリターンが釣り合うことは珍しいです。
総じて「カップアンドハンドル」背景を考えるきっかけになれば良いと思います。
まとめ
今回はチャートパターンの「カップアンドハンドル」を解説しました。
パターンを見つけにくい上に逆張りとなり、初心者にはトレードが難しいと思うので、トレードする場合は経験を積んだ後にすることをお勧めします。
しかし、一風変わったパターンなので、これを理解することで、チャート分析の助けになると思います。
是非参考にしてみて下さい。
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