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FX初心者も無視できない!?人民元という通貨について

近い将来、世界の経済を背負うことは間違いなしな国として、中華人民共和国があります。

社会主義国家でどこか硬い印象があり、少なくとも日本との軋轢があるわけですが、それでも経済的にも無視できない存在です。

その中国で使用されている人民元も、FXを実施している方にとって注目すべき存在です。

ここでは、中国人民元の特徴や取引上の注意点などについて紹介します。

人民元とはどんな通貨?

まずはじめに、人民元という通貨について改めて解説します。

人民元は中国における通貨で、人民幣(レンミンペイ)と称されています。

通貨の基本単位は「元」であることに由来して「人民元」と通称されていますので、正確には人民幣でも通用します。

人民元は、1949年の中華人民共和国建国より前に、共産党の支配エリア毎でまちまちであった地域貨幣に代わる管理通貨という位置づけで創設されました。

その後、ソ連との対立やプロレタリア文化大革命が発生したことで「自力更生」の社会主義計画経済路線に舵を切ったために、外国貿易は限定的にしか実施されませんでした。

全ての外貨取引は中国政府の管理下でコントロールされて居た時代が長く続きましたが、1970年代には米中国交正常化を締結したことで交易が活発化し、戦後続いていた米ドル金為替本位制度が崩壊したため、人民元についても対米ドル固定相場から複数の外貨と連動する通貨バスケット制へ移行する動きを見せました。

1980年代には改革開放政策が促進されて、国際通貨基金(IMF)に加盟したことで各地に経済特区が設置されることになります。

その後、紆余曲折を経て2005年には事実上の固定相場を廃止され、通貨バスケットを参考にする管理変動相場制が用いられました。

人民元は2005年からFXで取引可能に!

かつては中国政府が為替レートを完全管理していたこともあり、ガラパゴスな通貨というイメージがありました。

ただ、最近では人民元も米ドルやユーロなどと同様に、FXによる投資が可能になりました。

ただ、残念ながらFXで人民元の扱いがある会社極僅かです。

アメリカやユーロ圏が金利という面で全く魅力がなく、スワップポイントが稼げません。

中国が大きく利益を上げているのは輸出であり、輸出先第一位はアメリカとなっています。

大きな貿易赤字でトランプ大統領が中国に対して強い圧力をかけていますが、他にも人民元の切り上げを要求しています。

それもあって、経済力があるのに通貨の価値が低いと見られていて、人民元は今後の規制緩和が期待されています。

人民元の取引する上でのポイントは?

中国は、日本との時差はほとんどなく地理的にも近いのが特徴です。

よって、FXする上でも日中に大きな値動きが見られるので、何かあった時のリカバリーもしやすいのが特徴です。

中国人民銀行が10時15分に人民元の取引レートの基準値を公表しますが、この数字は中国経済を如実に表すものであり値動きに大きく影響することがあります。

その後の10時30分には、上海の株式市場がオープンしますが、特に上海総合指数の値動きが注目されています。

他にも、中国で注目したい経済指標として、中国のGDPと中国統計局が公表している製造業PMI、財新製造業PMIがあります。

かつては民間企業がPMIの速報値を公表していたのですが、現在は確報値に一本化されたこともあり、統計局版のPMIと合わせて注目するとより確度がアップします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

中国の製品は日本でも欠かせなくなっていますし、特にスマートフォンのジャンルでは多くの方が安くで品質の良いものを使用しています。

FXにおいても、人民元に注目して取引するのも悪くありませんよ。

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