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【FX初心者も知っておこう】2019年はユーロの動きに注目!その理由とは?

2019年になって、大きな局面を迎えると既に予測されていることがあります。

その中には、FXをやっている中でも無視できない事象も多いのですが、特にユーロの動きには細心の注意を払っておく必要があります。

では、ユーロにおいていったいどのような動きが見られそうなのでしょうか?

ここでは、2019年のユーロの動きについて解説します。

成長率という面で下方修正されている!

既に目に見えている事柄としては、ユーロの成長が予想よりも停滞するということがあります。

2018年11月に行われた欧州委員会において、2018年のユーロ圏経済成長率は2.1%の見込みであり。2019年予想は1.9%となると公表されました。

この1.9%という数字は、7月時点で公表された2%から下方修正されたものであり、動揺が広がっています。

主な要因としては、世界的な貿易摩擦とイタリアの財政問題が懸念されてのものです。

また、アメリカ経済の過熱がユーロ圏経済に対するリスクであると指摘されて、成長率を引き下げたのです。

また、これ以上に下振れするという見込みであるとの話もあり、あまり良いとは言えない年になると言われています。

ユーロの利上げも10月以降になる見込み

特にスワップポイントを考える上で重要となるのが、政策金利です。

欧州中央銀行が最終決定を下すわけですが、2019年10-12月期より前に利上げする可能性は低いと唱えているのが、ロンバー・オディエ・インベストメント・マネジメントです。

ロンバー・オディエ・インベストメント・マネジメントのチーフ投資ストラテジストとして知られている、サルマン・アーメド氏のコメントとして、「ECBの利上げが2019年10-12月期以降になるとの見方を変えていない」と述べているのです。

これを裏付けるものとしては、先に紹介した世界的な貿易摩擦とイタリアの財政問題が懸念があるのです。

量的緩和に関する決定を見直すためのハードルは非常に高いわけですが、それでも柔軟に対応していくだろうという見立てもあります。

この流れから、ユーロの下落は2019年には継続されるという見立てが広まっています。

重要選挙を抱えている!

現在の経済状態というだけでなく、2019年のユーロ圏内では重要選挙が目白押しである点も見逃せません。

選挙の上で3月にはイギリスがEUを正式離脱が決定することになります。

これによって、3月29日からイギリスの関税同盟から外れることになりますが、場合によっては離脱移行期間が設けられるという見立てもあります。

その他、主なところではエストニア、フィンランド、ベルギー、デンマーク、ギリシャ、ポルトガルなどで総選挙が行われ、11月にはポーランド大統領選が行われます。

ぱっと見るとメジャーな国は登場しませんが、各地でEU離脱を目指した勢力が躍進しており、その結果如何ではさらなるEU離脱の流れが加速する可能性があります。

そして、国単位ではありませんが欧州議会選挙が5月に開催されます。

EUの立法権を保有する重要な機関である欧州議会選挙の結果も、無視することができません。

そこで懸念されるのは、極右政党の台頭です。

アメリカのトランプ大統領の側近でもあるスティーブ・バノン元ホワイトハウス首席戦略官が水面下で動きを見せており、一大センセーションを巻き起こすことになるかも知れません。

そうなると、さらなるEUの分裂は避けられない状況となると見られています。

遠い国の動きだからと言って、無視はできませんね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

イギリスのEU離脱騒動から端を発しているユーロの動きは、しっかりとチェックしておきたいですね。

特に、5月に行われる欧州議会選挙の結果には注視しましょう!

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